ブログ

見過ごしがちな日常の出来事も、よくよく見ると面白い!
トランストラクチャのコンサルタントが感じたこと興味を持ったことを記していきます。

競合のせいで売れないって本当ですか?

 本題に入る前に前置きを少々。
友人の男性は、いつもこうのたまう。
「家に疲れて帰ったっていうのに奥さんが話すことと言ったら、今日は●●が安かったって。勘弁してくれよ~~」
いい加減にしろ、真面目な専業主婦のほうがストレス溜まってるって!いつもそう叱る羽目になる。

 今日は、そんな友人の繰り言を無視して、週末主婦の私が気になったことを書いてみようと思う。
 ぬか漬け用の人参を探して八百屋に行った時の話である。その八百屋は惣菜も含めて手広く商っていたが、近所にできた格安の八百屋に押され、今や惣菜の販売をすっかり辞めて八百屋を細々続けている。並んでまで買うのが面倒くさいってことと、他では手に入らない風流な季節ものを扱っているという理由で、時々ではあるがわざわざその店に出向く。人参であればどこにでも売っているから別にその店でなくてもよかったのだが、たまたま通りかかったため寄ることにした。

 人参は袋詰めされていて3本入っていた。私が欲しいのは1本。店員にばら売りはしていないのかと聞いたら、「人参は3本入りしかないんだよねー」。中年男がそう答えた。「3本もいらないんだけど」。そう答えていたら、奥から昔からやっていたおかみさん(おそらく中年男の母親)が出てきて、「1本にすればいいんだよ」って袋を破いて出してくれた。

「はい、25円」

 次からは、そのおかみさんがいない限りお店には寄らない。逆に言うと、そのおかみさんがいたら必ず買う。売れなくなったのは、格安のお店が現れたせい?自分の都合で商いしていない?いいお店だったのに、残念で寂しい。

2009年10月27日 (火) in 芝沼 芳枝 | Permalink

運動会

秋は運動会のシーズンである。子供たちの運動会で頑張ったお父さん方も多いことだろう。以前、会社でも大きな企業になると運動会を行っていた。小学生のころ、大手建設会社の運動会に連れて行ってもらったことがあるが、あまりに多人数でびっくりした。やはり、小学生のころの夏、父親の会社で海に行った。皆、家族を連れてきていて、とても盛況だった。父の同僚に手を引いてもらい、スイカ割りをしたことが今でも鮮明に思い出される。

この夏、仕事で熊本に行ったのだが、ちょうど祭りの時期だった。数十人ずつ、何十組もの人たちが、男も女も子供も、法被に鉢巻を締め、飾り馬を先頭に、掛け声をかけながら、お宮に向かって街中を突き進んでいた。博多や浅草の祭りに負けない、とても勇壮なもので、そのエネルギーに思わず引き込まれてしまった。このようなお祭りのある地域は例外で、多くの地域では参加者は集まらない。そして地域のコミュニティーは失われつつあるのが現状だ。

会社では運動会は、もはやないし、プライベートな休日を会社の行事に使う気がしない人達は多くなっているだろう。社内旅行に家族で行こうとも思わないだろう。しかしながら、その分、プライベートを充実させるアクティビティが増えているかと言うと、それも疑問に思える。今日、会社も地域もコミュニティーとしての機能は急速に失われている。家庭では核家族化が言われて久しい。今後、どこにコミュニティーは創造されるのだろうか。

熊本では、最後の飾り馬がお宮に奉納され、祭りは終わった。お宮からホテルに帰ろうと歩いていると、くたびれ果てた法被姿の若者たちがあちこちに座り込んでいる。そして、その手には、皆、携帯電話が握られていた。

2009年10月22日 (木) in 安藤 浩平 | Permalink

ホワイトカラーの生産性

物づくりにせよ、仕事の進め方にせよ、より高い品質を目指して改善を進めるのは日本の得意とするところであった。有名なトヨタの改善活動は「乾いた雑巾を絞る」とまで言われるほど徹底したものであることは有名である。この結果日本製品の品質は飛躍的に向上し、日本製品と言えば世界でも高品質で有名なブランドとなった。同時に生産現場における業務改善も、これに併せて徹底的に進められトヨタ生産方式は今や病院業務にまで取り入れられようとしている。
一方、ホワイトカラーの生産性に関してはバブル崩壊後の1990年代から問題視されていたものの、企業側でもいろいろな対応策が講じられた結果、最近までこれを問題視する声はあまり聞こえてこなかった。しかしながら最近お客様と話をするとホワイトカラーの生産性について改めてこれを問題視し、その改善を進めたい意向の企業が多いことに驚かされる。ERPシステムを導入したり、コンサルティング会社に依頼してBPRを実施したはずの企業でも状況は同じである。
ホワイトカラーが担当する業務は生産現場と異なり、業務のインプット、アウトプットが定量的に測り難いと言う本質的な問題があり、これが解決を難しくしているのであろう。何らかの改善策を導入し、いったんは生産性が上がったとしても、時間の経過とともにいつの間にか人員数が増加するのは世の常である。
日本企業のパフォーマンス低下が問題となっている今、改めてホワイトカラーの生産性向上を目指した適正人員算定を行い、スリムな管理間接部門を作り上げることが求められていると思う。

2009年10月19日 (月) in 大矢 哲夫 | Permalink

松風

茶の湯の世界では、コトコトと湯が沸く音を松風と呼ぶ。夏、茶を点てるため墨を焚いた風炉の前に座っていれば、それは暑い。しかし、湯が沸くにつれ、静けさの中で聞こえてくる音が海辺の松林に吹く一風の風であると知ったとき、その暑さは静かに引いていく。誰が最初に名づけたのだろう。

子供のころの夏の日、よく母親にねだってうちわで煽いでもらって寝ていた。うちわの風は、扇風機のように強い風が吹くわけではないし、エアコンのように部屋の温度を下げることもない。しかし、そよそよとしてやさしい風は、この上なく心地のよいものだった。寝入るまでの時間の何と幸福だったことだろう。それは、扇風機やエアコンに遠く及ばないが、決して体調を崩すことはないし、冷房病を起こすこともない。今日、母親に煽いでもらって眠りに付く子供は何人いるのだろう。

昔は、エアコンもなければ冷蔵庫もなかったので、涼を求めて様々な工夫をしていた。風鈴、蚊帳、打ち水、水を入れた桶で冷やす西瓜等々、思い浮かべただけで涼しげな気分になってくる。しかし、エアコンを思いうかべても、その起動時の音が耳の奥で鳴るだけで、涼しい気持にはならない。今ではどこにでもエアコンが設置され、夏になればフル稼働している。そして私たちは夏の暑さを克服したつもりになっているが、自らが吐き出すCO2のおかげでかえって地球の温度を上げてしまっているのかもしれない、と考えると愚かな行為に思えてくる。私たちは、力ずくで暑さを克服してきたが、その一方で、湯の沸く音を松風と呼ぶような、感性と知恵と工夫で自然と共存する、そんなすべを置き去りにしてきたのかもしれない。

2009年10月 8日 (木) in 安藤 浩平 | Permalink

東京、リオに及ばず・・・

先週末、テレビで、2016年のオリンピック開催地の最終選考会の様子が放映されていたるのを見ていた。

候補都市はアメリカのシカゴ、スペインのマドリッド、ブラジルのリオデジャネイロ、そして東京の4都市。東京は2回目の投票で破れ、結局3回目の投票で過半数を獲得したリオデジャネイロが、2016年のオリンピック開催地に決定した。

各都市の準備委員会は、オリンピックを開催する場合のセキュリティ面、利便性、企画力、財務的要素、大義名分など様々な側面を検討し、最終選考会で、全力で魅力的なプレゼンテーションを行うことに注力してきた。

東京は、安全性と環境を軸にその優位性を訴えたものの、南米初のオリンピック開催という大きな大義をもったリオデジャネイロに及ばなかった。

選考は委員による投票で行われるもので、個々の委員がどのような理由で投票先候補地を選んだのか、詳細にはわからないが、報道にもあるように、東京の場合、地元の支持率の低さが少なからず影響を与えたものと思われる。

過去数年にわたり、開催の優位性を検討し、世界へ発信し続けてきた東京であるが、肝心な地元の理解を得ることには、遅れをとってしまった。

交通渋滞などのオリンピックによる問題もあるだろうが、東京で再びオリンピックを開催することで、どれだけの経済効果がある、環境先進都市に生まれ変わる、等といったメリット面を地元民に説明、理解させ、地元を上げての招致活動を展開することができていれば、結果は
異なっていたかもしれない。

企業においても同じことが言えるかもしれない。営業や広報などで、社外に対して積極的な活動を行うことも大切だが、組織を支える各社員に組織のミッションやゴールを明示し、納得させ、全社が一丸となって活動することが、結果的に大きな推進力となる。そんな事をあたらめて認識させてくれた出来事だった。

2009年10月 5日 (月) in 高柳 公一 | Permalink

ご相談・お問い合わせは、こちら
お電話による
お問い合わせはこちら
TEL 03-5213-3931
人事コンサルタントの独り言
用語集