
見過ごしがちな日常の出来事も、よくよく見ると面白い!
トランストラクチャのコンサルタントが感じたこと興味を持ったことを記していきます。
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統制
はっきりとしない天気が続くが、時季は観光シーズンの真只中、出張途上の空港で多くの修学旅行生の団体と出会う。
学校によって制服がさまざまであるように、生徒たちの態度もさまざま。行儀の良い生徒が多い学校もあれば、やんちゃな生徒ばかりが目立つ学校もある。
先週、羽田空港にいた修学旅行生の団体は、実によく統制がとれていた。一糸乱れず整列し、私語することもなく搭乗の順番を待っている。よく見ると、引率の先生は小さな女性の先生。「今日の旅程」を説明する声はとてもか細いものだったが、皆静かに耳を傾けていた。いざ搭乗の段となると、生徒たちは一斉に立ち上がり、お互いに、「静かにね」「さわいじゃだめだよ」と小さな声をかけあっている。気を緩めたら大声ではしゃいでしまいそうなのを、一生懸命自制し、周りに迷惑をかけないようにしているのだ。普段からの躾なのか、旅行に際しての厳命なのかわからぬが、怖い先生が目を光らせていなくても、自らを統制しているのだった。
他方、昨日出会った生徒の団体は、立派な体格の男の先生が声をはりあげているのに、一向にまとまらない、お世辞にも行儀が良いとはいえない団体。列は乱すし、勝手にトイレにいくし、走り回るし、旅行会社の担当者の説明はまったく聞いていない。あちらでふたり、こちらで三人、大声を出してじゃれあっている。搭乗を待つ早朝の10分間、静かに目をつぶっていたいと思うが、うるさくてそれどころではない。搭乗のとき、それでも、客室乗務員の挨拶に、ひとりひとりが大きな声で、「おはようございます!」と応じていた。なぜだかほっとした。
