
見過ごしがちな日常の出来事も、よくよく見ると面白い!
トランストラクチャのコンサルタントが感じたこと興味を持ったことを記していきます。
エコロジーの時代
エコロジーの時代である。車はプリウスやインサイトに代表されるハイブリッド車に乗らなければエコではなく、旧式のRV車に乗っている私は肩身が狭い。売ってももはや二束三文の車だが、廃車にしてエコカーに買い替えると数十万円の補助金が出るそうである。まだまだ走れる車なのにである。ゴミも徹底的に分別回収され、私が住む街ではなんと12種類のゴミに分別しないと回収してもらえないとかで、使用済みのガラス瓶や缶を洗剤で洗うことまで強制されるらしい。太陽光発電のためのソーラーパネルを自宅の屋根に取り付けるのも流行りで、取り付けると100万円近い補助金が出るとのことである。
エコロジーを否定するつもりはない。しかしまだ走れる車を廃車にしてハイブリッド車を購入することが本当にエコなのか、使用済みの瓶を洗剤とお湯で洗うのが本当にエコなのか、太陽光発電が本当にエコなのか良く考えるべきであろう。つまりエコのために投入されるエネルギー量とそれによってセーブされるエネルギー量は当然後者の方が多くあるべきだが、本当にそうなっているかと言う問題である。
私の乗っている旧式のRV車は確かに燃費は良くないが、かと言ってハイブリッド車との燃費の差はハイブリッド車1台を新たに生産するのに要するエネルギー量を上回る程のものなのか。二酸化炭素排出量の違いが問題にされるが、ハイブリッド車を新たに生産する上で必要なエネルギーを生み出すための二酸化炭素排出量はどのくらいかが判らなければ比較はできないのに、これは全く議論に上らないのである。
環境保全は大切な課題であるのは間違いないが、目先の見える範囲でのエネルギー消費量や二酸化炭素排出量のみでエコを語ると本質を見誤ることになる。全体感を持ってエコを進めるべきであろう。
