
見過ごしがちな日常の出来事も、よくよく見ると面白い!
トランストラクチャのコンサルタントが感じたこと興味を持ったことを記していきます。
賢人の言葉に思うこと
「いまそれをしなかったらいつ出来る日があるか」-ユダヤのタルムードという聖典に出てくる言葉である。ふと手にした本に見つけたその言葉が妙に気になった。
タルムードは、紀元前500年から紀元後500年までのユダヤの口伝を、2000人の学者が10年かかって編纂したものだという。古くは教師から生徒に伝えられた内容で、文化や道徳、宗教、伝統が記されている。そこから何を見出すかは、学ぶ者によるのだろうが、現代もユダヤの人々の生活規範となっているそうだ。冒頭の言葉は、その中に出てくるヒレルという偉大なラビ(ユダヤ教の僧侶)の残した言葉として紹介されている 。
私たちは、仕事もプライベートも「優先順位をつけて」「メリハリをつけて」と言っては、常に何かを後回しにしている。実際にそうせざるを得ないし、いかにこれをうまくやるかが、昨今の流行のテーマでもある。しかし、いつだってそれは、予め区切られた時間の使い方の話でしかなく、「無理なく出来る範囲でどうするか」という話でしかない他との比較を離れて、そのこと自体の独立事象としての重要性を考えたり、「出来る範囲」の是非を問うことはあまり多くない。 かく言う私も、少し前までは、いつも何かを端折っている感じが気になっていたのに、いつの間にか、その気持ち悪さを感じなくなりつつある 。
「いまそれをしなかったらいつ出来る日があるか」-時々思い返してみる必要がありそうだ。
2009年11月 9日 (月) in 清田 綾子
